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今の時点での事実のお知らせ(1) 引き渡しについて知らされていること

 

 

 7月7日の時点で、父の遺体を「四女への引き渡しを検討」(『時事通信』)と、妹への引き渡しが確定しているかのように報じられています。わたしたちは、そのような事実を知りません。

 

 逆に、7月9日、東京拘置所から父の弁護人に対し、

 

「東拘は,親族間で解決するまで遺骨をお預かりします」

 

 とお話がありました。

 

 父の弁護人から代理人のかたにご連絡していますが、お返事はいただけでおりません。

 

 

投稿者:松本麗華, カテゴリ:その他, 15:37
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いま家族としてお願いしたいこと――死刑執行後の一連の動きと報道をめぐって


 

 オウム真理教の教祖である松本智津夫の三女、松本麗華です。

 オウム真理教による一連の事件の被害に遭われた方に対し、心よりご冥福をお祈りし、また謹んでお見舞いを申し上げます。

 

 父は2018(平成30)年7月6日に処刑されました。この事実をわたくしも、そして家族もみな、厳粛に受け止めております。

 

 父が逮捕されてからの23年間、ただのひと言も父と話ができなかったことが、残念でなりません。面会が許されなくなってからも、10年以上、毎月一度は面会を申し込み続けてきました。事件を起こしたなら、それはなぜなのか。被害に遭われた方に対して心は痛まないのかなど、聞きたいことがたくさんありました。家族のこと、自分自身のこと、父を批判すべきこと、わたくしがなしえたかもしれないことも含めて、話したいこともたくさんありました。
  それでも、父は逝きました。ご批判を受けるかもしれませんが、今はただ、家族だけで静かに父の死を悼むことを願っております。

 

 しかしながら、東京拘置所は、最初は親族間で争いがあるという理由を挙げ、わたくしたちが母を含め、四女以外はただ父の死を家族だけで静かに悼むという同じ願いを持っているとお伝えすると、「本人が(遺体の引取先として)指定した人がいる」という旨おっしゃり、遺体の引き取りはできないとのことでした。能力的に父が意思表示などできるはずがないと申し上げると、今度はそのようなことは言っていないと、言葉をひるがえしています。
  報道によれば、父が指定した相手は、わたしの妹、父にとっては四女の聡香だということになっております。遺言状はありません。何度もおうかがいをしたにもかかわらず、東京拘置所は7月9日現在にいたるまで、父が指定した相手が四女だということを、わたしたちには話をしてくださいませんでした。
  わたし自身は、父が四女を遺体の引取先として指定したという話について、父が東京拘置所の職員と意思疎通ができなかったという客観的な事実からも、作られた話ではないかと感じております。
  これまで複数の精神科医が父と面接した上で、コミュニケーションがほぼ不可能で、外的刺激に反応することができない「昏迷」の状態にあると判断しています。最近、東京拘置所が提示した書類を見ても、弁護人が拘置所の職員と会話をしたときの話からしても、拘置所の職員と父は意思疎通ができていません。父が受け取り先を指定することは、能力的にも不可能です。
  また、父が長子でもなく、あるいは父の介助を身近で行っていた長女やわたし、姉の宇未でもなく、長年連れ添った妻である母でもなく、四女を指定するということは考えにくいことです。
  聡香は両親と縁を切りたいとして、2017年11月に記者会見を開いて訴えています。そのような聡香自身の立場や心情を考えても、今回の「指定」には疑問が残ります。また母は、聡香を含めて、家族みなで父の死を悼むことを願っています。

 

 一昨日7月7日、担当弁護士による数度にわたる交渉の甲斐あって、母、長男、二男、二女、三女5人の家族は父の遺体と短い時間、面会をして参りました。
  翌日、電話で、拘置所の職員から遺体をわたしたちには渡すことができない、と告げられました。なぜなのか理由は聞かされませんでしたが、揺るがぬ決定事項という口ぶりでしたので、大きな抵抗感がありましたが、遺骨であるなら引き渡していただけるのか、遺骨すべてが無理ならせめて分骨だけでもとお願いしました。わたしたち家族は父を弔うために、遺体がかなわないならせめて遺骨の一部でも分骨していただきたいと考えたのです。
  その後、再度父の遺体と対面し、東京拘置所には家族は遺体で引き渡して欲しいと望んでいること、火葬を受け入れているわけではないこと、拘置所の判断で火葬をする場合は、せめて遺骨が欲しい、遺骨がだめならば分骨でもとお願いをしました。拘置所側は、指定人がいるという話や、遺骨は拘置所で預からせて欲しい旨、言っていました。
  帰宅したのち、今朝7月9日朝の報道で、わたしたちが四女への遺体の引き渡しに同意したとされていること、法務省がわれわれ家族に連絡がないままにその引き渡しを決定したとしていること、家族全員が父の遺体の火葬に同意したということ等々の文言を目にし、事実とのあまりの違いに驚きました。昨日も含め、父の遺体や遺骨に関してわたしたちが尋ねたことに関する拘置所の刑務官の返答は二転三転していました。父が行ったという「指定」についてもまた同様です。そして昨日の面会後、拘置所からわたしたち家族に対していっさいの連絡がないまま、今朝のさまざまな報道を目にした次第です。
  拘置所とのやりとりなどの詳細については追ってまた別の形でご報告いたしますが、そもそも規則上、遺体の引き取りについては執行後に電話でその事実の報告を受けた、父の配偶者である母が意向を示すことができるはずです。また、そもそも父の遺体、遺骨の引き渡しに関しても、家族間の争いなどは生じておりません。
  家族として、執行後現在にいたるまでの経緯について、正確な情報公開を切に願っています。

 

 報道では、父の遺体や遺骨の利用についてさまざまに報じられておりますが、父を宗教的・政治的に利用することは家族として決してできませんし、万が一、その動きがあったとしても家族が決して利用させないことをお約束します。また、わたしは以前から申し上げている通り、オウム真理教から派生したいかなる団体とも関係しておらず、派生団体には解散をしてもらいたいと考えていることを、あわせてお伝えいたします。何卒、ご理解いただけますよう、お願い申し上げます。

 

2018年7月9日正午(松本麗華)

 

投稿者:松本麗華, カテゴリ:その他, 13:54
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「ありがとう」 世界仰天ニュースのあとで

 

 

 5月29日の日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」で、わたしのインタビューと再現ドラマ「オウム麻原の娘衝撃の人生」が放送されました。
 取材や資料をもとに丁寧に取り扱ってくださって、本当にありがたく、感謝しています。ここまで丁寧に資料なども読み込んで取材していただいたことはありませんでした。

 

 わたしは12歳から今まで、多くの虚偽報道をされてきました。マスコミはわたしに取材することなく、フェイクニュースを報道することで「三女アーチャリー」という、凶悪な別の人格を作り上げました。

 


「安達祐実がかわいいから殺して」「オウム王国のアーチャリー“いじめ地獄”を告発!」「あのアーチャリーが号令した造反信者14人『拉致・監禁』事件!」「“義務教育拒否”の教祖の娘アーチャリー御殿は千坪、四億円」「疑った女性も変死 オウム『アーチャリー』と謎の水死事件」「被害者補償を忘れた麻原三女『アーチャリー』のカナダ大名旅行」

 

 今回の番組放送後、SNSなどで、

 

「出自による差別はいけないが、『アーチャリーは別』と考えてます。」
「でも普通に考えて麻原の娘と友達になるの怖いからいらんわ(笑)親が悪いのわかるけど…」
「加害者家族は自殺するのが正しいんじゃないか?」
「アサハラショウコウの娘は、この世に存在してはいけない!」
「松本麗華死○囚じゃないの??」
「死ななければならない人間は存在するからな! なんで普通に生きようとしてるんだよ」

 

 といった発言がありました。
 

 こういった発言は、虚偽報道で作られたイメージが原因となっているのではないでしょうか。

 

 5月31日、エネルギーコンサルタントの宇佐美典也さんと都議会議員の音喜多駿さんが主催するオンラインサロン「宇佐美典也と音喜多駿の『ゆるい政治』」の勉強会があり、ゲストとして呼んでいただきました。
 会の中で、事件後の話になったときにとき、お二人が持っている「アーチャリー像」について話をしてくれました。
「中学のころだったかな、クリスマスに遊びに行こうぜと話をしていたんだけど、アーチャリー主導でテロが起きるらしいという噂があるから、この日は遊びに行っちゃいけないということがあった」と宇佐美さん。
 音喜多さんは「オウム真理教ごっこがあって、教祖役とアーチャリー役がいて、教祖役が『どうする』というと、アーチャリー役が『ポアですね』とやってました」とお話ししていました。

 

 他の参加者もお二人の話に頷いていたので、おそらくある程度、皆さん共通した認識だったのでしょう。このお話には大変驚きました。自分で想像していた以上に凶悪なモンスターでテロリストの「アーチャリー像」が一人歩きしていたのです。

 

 

 もちろん、わたしはこのような犯罪を行ったことはありませんし、行おうと考えたこともありません。

 

『止まった時計』を書いたあと、わたしが顔と名前を出したのは、マスコミによって作られた「三女アーチャリー」によって、「わたし」の人生が歩けなくなっていたというのが一つの理由です。

 

 ――わたし自身の経験、わたし自身が知っている事実、わたし自身が感じてきたものを、顔と名前を出し、自分自身で書き、話し、発信していくしかない。そう考えたのです。

 

 本を書いたあと、徐々に友人もでき、TwitterなどのSNSでも、わたしが置かれた状況に理解を示し、一人の人間として尊重してくださる方が増えてきました。
 今回の番組でも、前述したように「松本麗華死○囚」といった否定的な言葉があったものの、多くの方からは励ましやあたたかいお言葉をいただきました。
 つらいとき、もうだめだと思ったとき、皆さまから励ましの言葉をいただくことで、何度「もう一度頑張ろう」と思ったかわかりません。この場を借りてお礼申し上げます。
 本当にありがとうございます。

 

 

 以下、わたしが今まで書いた記事や、ブログなどのご紹介です。
「三女アーチャリー」ではなく、松本麗華であるわたし自身の思いをつづり、発信しています。

 

ブログ『お父さん分かりますか』 → このブログが松本麗華の発信ベースです。
●面会「拒否じゃなくて」部屋から出てこられない、父・麻原彰晃(松本智津夫)は昏迷状態にあります。最新の東京拘置所の父に面会を求めた際の対応
●わたしの願い
●感染力高し!“差別され菌”!! 1
●感染力高し!“差別され菌”!! 2

 

『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』 → 私の初めての手記です。半生が細かく書いてあります。この手記を書かせていただかなかったら、皆さんとの出会いもなく人生を終えていたでしょう。
 

 

現代ビジネス
●「アーチャリー」と呼ばれたわたしが、今伝えたいこと
 オウム裁判は結審した。では真実は?
●真実を知りたい…「アーチャリー」と呼ばれたわたしが考えていること
 麻原裁判は、これでよかったのか

 

ハーバービジネスオンライン → 時事問題について書いています。
●日大アメフト部騒動。過度な断罪は当事者性を失わせてしまう<アーチャリー・松本麗華の新連載>

 

「 松本麗華のお悩み相談室 」 → 人生相談です。
●第1回「もう死にたい」と言われたら

 

Twitter →日々の感じたことをつぶやいています。
 

Instagram → 私が撮った写真と日々のことを。
 

アメブロ →Instagramと連携して、このブログよりもう少し気軽に個人的なことを更新。
 

 

 

投稿者:松本麗華, カテゴリ:その他, 03:40
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「ザ・世界仰天ニュース」の放送で修学拒否などの再現ドラマがありましたが……

 

 本日放送された「ザ・世界仰天ニュース」はご覧になりましたか。

 

 このような形で放送していただけたことに、時代の変化を感じています。

 

 

 事件後、「アーチャリー」の名前は、マスコミによってネガティブな意味で拡散され、私とはちがう別の人格を持って一人歩きするようになりました。
 マスコミの過熱報道と誤報――今でいうフェイクニュースによって、義務教育の「就学拒否」「入学拒否」などを受け、学校に行きたくても行くことができませんでした。

 

 今回の再現ドラマは、わたしの人生の一部、学校に関するお話に焦点が絞られていましたが、実は就学の問題は、わたしの困難な人生のはじまりにすぎませんでした。

 

 番組でもふれられていましたが、わたしはずっとひっそりと生きたいと願っていました。でも、それも許されることはありませんでした。フェイクニュースに打ち勝つためには自分で発信するしかないという理由もあり2015年に自分自身の人生を記した本を書きました。これが『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』です。
 

 本を書いたことで、多くの新しい出会いが生まれ、読んでくださった方が友だちになってもくださいました。本を読んでくださると、あのときは麗華さんから見たらこうだったんだね、とマスコミによって作られた「アーチャリー像」とは別の私を理解していただけることが多いと実感しています。

 

 今回の再現ドラマも、この本と、新たにインタビューでお答えした内容が元となっています。

 

 つい先日、この『止まった時計』の文庫版が、講談社+α文庫から発売されました。
 紹介文にはこう書かれています。

 

 

「オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から20年。あの頃、教祖・麻原彰晃の後継者としてメディアを賑わせた、ひとりの女の子を覚えているだろうか。
アーチャリー正大師、当時11歳。社会から隔絶された地に育った彼女は、父の逮捕後も、石もて追われ、苦難の道を歩んだ。アーチャリーとしてではなく、松本麗華として、これまで歩んできた「オウム」「父」「わたし」のすべてを明かすことに決めた。本書は、父の逮捕の日から止まっていた時計を、自らの手で動かそうとする苦闘の記録である」

 

 実は、わたしの本を購入すると代金がテロに使われるとか、アレフにお金がいくのではないかとかという誤解を、今でもされている方がいます。わたしはテロなど人を傷つける行為すべてに反対ですし、オウム真理教から派生したいかなる団体とも関わりがありません。この誤解がいつかなくなることを願っています。

 

 ぜひ多くの方にお読みいただければと思います。

 

 

 

投稿者:松本麗華, カテゴリ:その他, 20:37
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光文社への通知書に対する回答書が届きました

 

4月13日に、光文社への通知書に対する回答書が届きました。

 

以下、株式会社光文社 女性自身編集部からの回答書の全文です。

 

 

「松本麗華殿


回答書

 

 2018年4月8日付で貴女より拝受した通知書について、回答いたします。


 ご指摘の、2015年6月6日に投稿された『三女の本は嘘ばかり』麻原彰晃四女が語る“ 一家" の今」と題するWEB上の記事は、2018年4月9日付でホームページ上から削除した旨、ご報告いたします。


2018年4月11日

 

東京都文京区音羽1-16-1
株式会社光文社 女性自身編集部」

 

 

 回答書にある通り、当該記事は 『WEB女性自身』 から削除されました。

 

 こちらの「事実に反する」という指摘について、誤りを認め、削除してくださったと理解しました。

 

 以上、遅くなりましたが、ご報告いたします。

 

 

 

 

投稿者:松本麗華, カテゴリ:その他, 14:38
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