鈴木さんとの対談(4)
鈴木邦男さんとのお話、第4回目。
前回に続いて『失敗の愛国心』を読んでのお話です。
『失敗の愛国心』を読み進めながら、そうか、そういうことがあったのかと思うことがいくつもありました。
三島由紀夫事件も、左翼系の人から聞いた話と本に書いてある話とでは印象が違いました。左翼というだけで、三島さんに対するバイアスがあるんですね。
右翼は右翼で高く評価するというバイアスがあるのでしょうが、鈴木さんはもはや右翼でも左翼でもないように見えます。右翼活動を本気でやりきって、今はそれを昇華された方のおっしゃることは、いちいち説得力があります。
命をかけているので当然といえば当然ですが ―― 三島さんは本気だったんですね。そして、「楯の会」の方々も。命をかける「本気」というものについて考え込んでしまいました。うん。たぶん、オウムの人たちも本気だったんだ。若いながらに。
鈴木さんがおっしゃった、「ああいう事件を起こしたのは、麻原氏であり、オウムであり、我々全体なのではないかなと思います。どこから教団が変わってきたかというのが分かってきた。
オウムはまじめで真剣な宗教団体だったんですよね」という言葉が頭の中によみがえりました。
鈴木さんを紹介してくださった平田さん撮影
「鈴木さんとの対談(4)」への1件のフィードバック
私は幸いにもオウム教団との何らの接点も無かった者で、実際上の加害者と被害者の立場の認識は出来ませんが、
一連のオウムに関する報道などを見ると、一連のオウム教団の犯罪とその結末の元凶には、その教祖である麻原さんのそもそもの政治的な野望が、教団の破滅の暴走に繋がったど思われます。
単なる宗教活動の宗教家に留まっていれば、あの様な犯罪の暴走はしなかった。
麻原さんはその自己の政治的野心の為に恐らく有力な政治家や役人や暴力団などとの繋がりや経済関係があり、一部で噂される様な麻原さんは収監後に薬物により何も言えない認識出来ない廃人にさせられた。その可能性はあると思います。
松本麗華さんにおかれましては、不条理、不当な自己への人権侵害に対する抗議なりその救済活動やその経験を通じての他者への人権救済活動やカウセラーは松本さんの使命であるとも思われますが、
右翼、左翼に関わらず、政治的な活動はなるべく控えた方が良くその政治家との関係も好ましいとは思えません、
政治家は世間での評価はともかく、政治家こそサイコパスの人種の連中でその例外はありません、関わるべきではないと思います。