「ザ・世界仰天ニュース」の放送で修学拒否などの再現ドラマがありましたが……

「ザ・世界仰天ニュース」の放送で修学拒否などの再現ドラマがありましたが……

 
 本日放送された「ザ・世界仰天ニュース」はご覧になりましたか。
 
 このような形で放送していただけたことに、時代の変化を感じています。
 
 
 事件後、「アーチャリー」の名前は、マスコミによってネガティブな意味で拡散され、私とはちがう別の人格を持って一人歩きするようになりました。
 マスコミの過熱報道と誤報――今でいうフェイクニュースによって、義務教育の「就学拒否」「入学拒否」などを受け、学校に行きたくても行くことができませんでした。
 
 今回の再現ドラマは、わたしの人生の一部、学校に関するお話に焦点が絞られていましたが、実は就学の問題は、わたしの困難な人生のはじまりにすぎませんでした。
 
 番組でもふれられていましたが、わたしはずっとひっそりと生きたいと願っていました。でも、それも許されることはありませんでした。フェイクニュースに打ち勝つためには自分で発信するしかないという理由もあり2015年に自分自身の人生を記した本を書きました。これが『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』です。
 
 本を書いたことで、多くの新しい出会いが生まれ、読んでくださった方が友だちになってもくださいました。本を読んでくださると、あのときは麗華さんから見たらこうだったんだね、とマスコミによって作られた「アーチャリー像」とは別の私を理解していただけることが多いと実感しています。
 
 今回の再現ドラマも、この本と、新たにインタビューでお答えした内容が元となっています。
 
 つい先日、この『止まった時計』の文庫版が、講談社+α文庫から発売されました。
 紹介文にはこう書かれています。
 
 
「オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から20年。あの頃、教祖・麻原彰晃の後継者としてメディアを賑わせた、ひとりの女の子を覚えているだろうか。
アーチャリー正大師、当時11歳。社会から隔絶された地に育った彼女は、父の逮捕後も、石もて追われ、苦難の道を歩んだ。アーチャリーとしてではなく、松本麗華として、これまで歩んできた「オウム」「父」「わたし」のすべてを明かすことに決めた。本書は、父の逮捕の日から止まっていた時計を、自らの手で動かそうとする苦闘の記録である」
 
 実は、わたしの本を購入すると代金がテロに使われるとか、アレフにお金がいくのではないかとかという誤解を、今でもされている方がいます。わたしはテロなど人を傷つける行為すべてに反対ですし、オウム真理教から派生したいかなる団体とも関わりがありません。この誤解がいつかなくなることを願っています。
 
 ぜひ多くの方にお読みいただければと思います。
 
 
 

「ザ・世界仰天ニュース」の放送で修学拒否などの再現ドラマがありましたが……」への10件のフィードバック

  1. 仰天ニュース見ましたよ。自分は空気も読まない、人の顔色も窺わない、そして社会にも宗教にも迎合しない極めてニュートラルな性分なので本音で好き勝手色々書かせて貰います。
    自分は麗華さんの中身、考えをしらないんですが、麗華さんは社会をどう思います? 自分は社会は社会で一つの宗教だと思いますけどね。あなたの父はそんな社会の汚い部分を変えたいと最初は本気だったと思うんですよ。自分はオウム関連の本を数冊読んだことあるのですが、麻原は中々人間らしく、優しいとこやユーモラスなとこありますよね。だもんそりゃ事件前はとんねるずのバラエティには呼ばれるし、ビートたけしからは「面白い」と絶賛されますよ(笑)
    麻原は組織の拡大の途中、焦燥感から過ちを犯してしまいましたが、でも麻原の考えそのものが悪とは自分は思わないんですよね。麻原は共産主義にわりと憧れをもってましたよね? だから自分が思うにオウムは事件を起こしてなくとも、オウムの勢力が拡大することを快く思わない保守系の連中などに最終的にはなんであれ批判されたと考えています。
    選挙の組織票……なんであんなに消えたんでしょうね。麻原の為なら何でも動く信者達が無投票はありえないですよね。
    そして、元信者の人達はこぞって全てを麻原のせいにして騙されてたように言いますが、いい大人が騙されたも糞もないですよ。皆、麻原の考えに共感を覚え、同盟を組んで同じベクトルを目指したに過ぎないと思いますけどね。
    信者は麻原を神格化することに活動の喜びを感じてたはずです。
    こうしたことによって最初はちょっとしたサークルだったものが気付いた時には組織化していて、ヒエラルキーも出来ていた。俗世間から離れた彼等はせめて教団では高い地位に就きたいと競い合ったり、修行に精を出した。
    そして信者達は皆、途中で投げ出すことは自分のやってきたことを否定すること、無駄にすることという強迫観念にかられ後戻りが出来なくなった。
    しかし、信者の皆さんも人間ですから、麻原がそれ以上の力(国家権力)に押さえ付けられた時、少しでも一般通念上の人間らしさを出したいという心理、やり直せる可能性への賭けから「自分は普通の人なんです」アピールとして『麻原に騙された』とか『何やってるか知らなかった』としらばっくれることにした。
    自分はこう思えて仕方ないですけどね。
    だって宗教って共感や洗脳がなけりゃ成立しないじゃないですか。
    麻原ばかりを大悪党にするってのは、ある意味みんな卑怯だと思いますけどね。

    自分は麗華さんにしか分からない麻原の優しい一面ってのがあると思うんで、そこだけはいい思い出として素直に持ち続けてほしいなと思ってます。
    やっぱ麻原は早期に治療すべきでしたよね。ボケたのをいいことに皆卑怯ですわ。
    あ、あと、麗華さん結婚したけりゃすりゃいいじゃないですか(笑)
    必要以上にへりくだる必要なんてないですよ。世の中の大半の人間があなたよりバカで人間性腐ってるのが今の日本人ですから(笑)
    さーとしーさん(覚えてるか分からないけどオウマーの人)みたいなツマラン固定観念を持たないあの手のタイプの人間も世の中にゃ沢山いますし(爆)
    ちなみに自分は麗華さんと同い年かな?
    不謹慎だけどオウムネタは青春の1ページで、今でもたまにオウムソングをユーチューブで聴きますよ。みんな声を大にしては言わないけど、麻原はやっぱ魅力的なとこあるんですよ。
    お父さん一歩間違えれば凄く人気者になれたのにね。

  2. こんばんわ

    私も仰天ニュース見てここに来ました。

    私の年齢も36歳と
    過去の事件を思い出せた世代です。

    私は麗華さんの存在を知らないで
    今回、初めて仰天で知りました。
    正直見る前は、ヒドイ特集をするなぁって思ってました。

    過去に犯罪をした人の身内をさらけ出す。
    当人の今の生き方を考えてのことなのかと…。
    また、もちろんですが、
    当時の事件の際の被害者についても同様です。

    でも、内容とココの記事を見て、
    いまの麗華さんにエールしたくて、
    コメント投稿しております。

    私が想像できる以上の困難を経験してきて、
    また今なお経験されてると思います。

    それでも、小薮さんが言われてたように、
    事情を知った上で受け入れてもらえる人に
    出会えていることは素敵なことだと思います。

    そんな人により多く出会えることを
    影ながら祈っております。

    頑張られている姿に感動して、
    コメントしたくなり、
    投稿してしまったので、
    不快な記述となるようでしたら、
    削除してください。

    あ、あと、お姉さん(?)の
    年越しうどんの漫画(?)
    ちょっと可愛くて、面白かったです。

  3. 仰天ニュースからみました。私はオウムをくわしくは知らない世代なので、番組を見た後に、調べておきました。

    VTRを見ていて、私も辛くなりました。(親のつみは子供には関係ないのにって思います。心ない人や差別的な人が全無な世の中になればいいのにと思わずにはいられません)

    麗華さんは、頑張り屋さんというだけではなくって、心理カウンセラーのお勉強をされていることから、とても優しい人なのだと分かります。

    私もとても辛い過去があって、自傷しちゃうときありました。でも辛いのは私だけではないと思うと、いたたまれない気持ちになって、心理カウンセラーや介護士など弱い立場の人の支えになれる仕事につきたいと思うようになりました(もしかしたらだけど麗華さんもそれと似た感じなのかな)

    それで思うのは、
    人の心の痛みがわかるというのは、辛い経験を乗り越えた人だけにできることで、
    本当に優しい人、魅力的な人には必ず、芯の通った強さがあると私は考えます(*´`*)

    コメントは以上ですが、ちらちらブログ拝見するかもしれません^^

  4. 麗華さん、こんにちは、初めまして。
    仰天ニュース見ました。

    困難を受け入れて立ち向かって生きる姿に共感しました。
    大学で良い仲間に巡り会えたシーンでは嬉しくて、泣いてしまいました。

    困難の最中にある時、それにただ屈するのでなく、それを受け入れてプラス持っていける強さが麗華さんにはあると思います。

    周りの人にも恵まれたようですが、その人たちの優しい心、良い心を引き出せたのも麗華さんの人柄があってこそだと思います。

    ありのままの麗華さんをこれからも大切になさってください。
    そして、人生を謳歌してください、というかしましょう\(^^)/
    私も謳歌しますp(^^)q

  5. 僕自身は罪を憎んで人を憎まずと考えております。
    事件の事は非常に鮮明に覚えており、亡くなられた方の事を考えると、事件そのものは許されるべきものではないと考えております。
    しかしながら、事件の当事者ではなく、単にその両親を持ったという境遇は誰にもどうすることが出来ないものであり、それにより相当なご苦労をされたことと思います。

    それを踏まえた上で死ぬ気で生きておられることに非常に感動しましたし、またそれを支える人々に恵まれたこともまた感銘を覚えました。
    捨てる神あれば拾う神ありと言いますよね?絶対に諦める事なく人生を楽しんで歩まれて欲しいと切に願ってます。

    最後にご結婚は諦めているというコメントがありましたが、そういうあなただからこそ諦めずに絶対に叶えて頂きたいと思います。
    迷惑かけてもいいじゃないですか?必ず受け入れてくれる方がいらっしゃると信じてます。
    1度しかない人生を精一杯生きて大事にされてください。貴女なら出来るはずです。貴女を救えるのは貴女自身でしかないのです。

    過去の時間を変えることは不可能ですが未来の時間を新たに切り開いて作っていくことは可能です。めげずに頑張って下さい。陰ながら応援致しております。

  6. 麗華さん、こんにちは、初めまして。
    仰天ニュース見ました。

    内容は違いますが、自分の兄弟達も知的障害者

    ていうだけで差別を受け続けました、

    最初は両親に犯行的な態度とってました。

    今となってはなんであんな酷い事をしたんだろう

    とずっと後悔してます、

    だから今は自分で出来るだけの親孝行をしたいと

    思い、日々精進してます!早く偏見と差別がなく

    なる事を願ってます

    親が死刑囚であっても子供には無関係

    世間からバッシングを受けても強く

    生きている姿に応援したくなります。

  7. 中心人物、日本と連絡か
    【モスクワ共同】ロシア連邦保安局(FSB)は7日までに、ロシアでテロ組織に認定されているオウム真理教の幹部で、ロシア国内での活動の中心人物とされるミハイル・ウスチャンツェフ容疑者を逮捕したと発表した。モスクワの裁判所は7日、勾留期間の3カ月延長を認めた。ロシアメディアが報じた。
    連邦捜査委員会によると、ウスチャンツェフ容疑者は日本の組織のリーダーらと連絡を取り、資金集めをしていたというが、日本の具体的な組織名には言及していない。同容疑者は南部ボルゴグラードで5月1日、組織の活動に勧誘する目的で地元住民と面会していた際に逮捕された。

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