普通は無意識によけますが……

普通は無意識によけますが……

姉が書いた以外にも、一歩間違えば大けがにつながりかねない状況は、少なくありませんでした。
そのため、父の誘導をする際は、最初から最後まで集中して行う必要がありました。
例えば、わたしたちは目が見えるため、障害物を反射的によけてしまいます。
しかし一歩遅れてついてくる父は目が見えないため、その障害物にぶつかってしまうのです。
角を曲がるときやホテルの清掃ワゴンなどは、とくに無意識によけたり曲がったりしてしまうので、誘導する際には注意が必要です。
常に、目が見えない父の立場に立ち、「3歩先に障害物があります」等のアナウンスをする必要がありました。
 

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