おもちゃも危険
父は自宅内では、手探りで移動することもありました。 そんなときは、ドアをあけようとして、ドアノブがないところを一生懸命探していたり、ドアでもないところをドアと勘…
父は自宅内では、手探りで移動することもありました。 そんなときは、ドアをあけようとして、ドアノブがないところを一生懸命探していたり、ドアでもないところをドアと勘…
姉が書いた以外にも、一歩間違えば大けがにつながりかねない状況は、少なくありませんでした。 そのため、父の誘導をする際は、最初から最後まで集中して行う必要がありま…
父を階段から落としてしまったことで動揺しながら、血を止めるために傷口を押さえるAを見て、自分も気をつけなければと思ったのを覚えている。
誘導に失敗し、父の体をものや壁にぶつけると、父に「もっと集中しなさい」と怒られることがあった。 「危ないだろう」と。 そのときのニュアンスは、「お前も危ないだろ…
わたしは階段を振り仰いだ。 最後の踊り場から延びる階段は、幸いなことに10段ぐらいしかなかった。 その踊り場の上には、もっと長い階段が続いている。 もしこれがも…