鈴木邦男生誕100周年祭に行って来ました(2)
お盆も終わりましたね。家で作業しようと考えていたのですが、なんだかんだと用事があって都内に出かけました。すいていて楽しかったです。お盆中の都内は穴場かも。皆さんはどのようなお盆をお過ごしでしたか。
時間が経ってしまいましたが、前回の続きです。
平田竜二さん撮影
鈴木邦男生誕100周年祭・第1部は、前回も書きましたが、MCの武田砂鉄さん、女優・書店員のあべあゆみさん、思想家・作家の山口祐二郎さん、主役の鈴木邦男さんとご一緒に、わたしの本『止まった時計』と話題の『絶歌』についてお話をしました。
まずは、「止まった時計」について。
砂鉄さんの質問にお答えする形で話すのですが、言いたいことがたくさんあって困りました。砂鉄さんは、わたしが話をあっちへ飛ばし、こっちへ飛ばしと本題からずれてしまっても、しっかりと聞きながらも、さりげなく軌道修正してくださいます。その上で出版の経緯から、書く上での決断、名前と顔を出すこと、父(麻原彰晃、松本智津夫)を愛していると公言する際の葛藤や父の事件の関与の判断を積極的に留保する理由など、要点を押さえて触れてくださり、書く上で大事にしたことをお話をすることができました。
(なんだかとても話しやすい!)
ふと砂鉄さんの手元を見てみると、レジュメに文字がいっぱい。資料もたくさんです。「止まった時計」についても「絶歌」についてもかなり読み込まれたようです。これぐらい勉強しないとMCはつとまらないのですね。 とにかく、第一部で驚いたのは、砂鉄さんのMCです。自然で絶妙なバランスの素晴らしい進行に感服しました。あの進行術はどこで身につけられたのでしょうか。ラジオでも司会をなさることがあるようですが、聞いていて心地よいでしょうね。わたしもいつか砂鉄さんみたいにMCができるようになりたいです!
砂鉄さんが、英紙ザ・タイムズの東京支局長だったリチャード・ロイド・パリーさんが書いた『黒い迷宮』という本に、日本では事件が起きた際に、「どうして家族も悪者にしなくてはいけないんだろう」と書いてあるとおっしゃったとき、少し驚きました。イギリスは日本の「連帯責任」的な考え方とは違うのでしょうね。読んでみます。
ときに芥川賞の話にとびながらも、皆さん熱い言葉を発していらっしゃいました。ときどき話についていけないところがあったのは、内緒ですよ!
「絶歌」をわたしがどのように読んだかについては、
「元少年Aは自分の行ったことについて受け止めきれない(背負いきれない)ぐらい理解しており、事件に至るまでに自分に起こった不条理なことも含めて背負ったのではないか。自分ですべて受け止め、触れなかったのではないか、それで家族や大切な人を守ろうとしたのではないか(大意)」
とお話しました。
鈴木さんは、「オウム事件、連合赤軍事件を一番の教師にして」とおっしゃっていました。「あれだけの地獄を経験してきた人は少ないから」と。それを聞いて、父の娘だからこそ経験したことを肯定的に受け止め、活かせる人生を作りたいと思いました。前向きに生きていきたいです。
あゆみさんは、書店にお勤めとのことで、「絶歌」と「止まった時計」の書店での反応など、おもしろいお話を聞くことができました。「絶歌」は発売初日に入ってきた20冊があっという間に全部売れたそうです。ただ、その中の2冊は、著者にお金が入るのは避けたいと返品されたとか。うーん……。元少年Aもこの日本の空の下で生きていかないといけないんですけどね。
1時間ほどお話をしたのですが、あっという間でした。あがり症なので不安だったのですが、皆さんのおかげでなんとかなりましたね。このままあがり症が治ってくれたらいいんですけど。
鈴木邦男さん、最近また本を出版されたそうです。まだ拝読していませんがおもしろそうですね。今後はもう右翼と名乗られないそうです。そのわけは?
新右翼〈最終章〉 〔新改訂増補版〕: 民族派の歴史と現在
武田砂鉄さんも本を書かれています。題名はずばり『紋切型社会』です。日本社会を一言で言い表していますよね。今後は「被害者感情」という紋切型についても論じていただきたいなー。
紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす
引き続き、第2部にも顔を出させていただきました。
第2部は、司会が砂鉄さんから椎野企画の椎野礼仁さんに代わり、北朝鮮に拉致され2002年に無事帰国された蓮池薫さんの兄で、拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表の蓮池透さんのお話を伺いました。お笑い芸人のねづっちさんも登壇されました。
おそらく北朝鮮の拉致問題にも、異を唱えられない「空気」があるのではないでしょうか。蓮池さんは、実直に拉致問題で直近で解決可能なのこと、直近では実現が難しいことを合理的に受け止めて進めて行くしかないのではないかとお話しされていましたが、そういう考え方に対する反発が大きいようです。わたしは蓮池さんは憶測でおっしゃらないので、聞いていて心地よく感じていました。蓮池さんは、現在、第2部の進行をされた椎野企画・椎野礼仁さんと本を作っているそうです。
拉致問題の話をしていたのですが、突然「よど号ハイジャックとかけて」と鈴木さんがねづっちさんに振りました。
(え? え? この流れでは無理でしょ〜)と思ったのですが、「嘘でしょう」といいつつも、ねづっちさんはすぐさま
「整いました! よど号ハイジャックとかけてインフルエンザと解きます」
と返します。
鈴木さんが
「そのこころは?」
と問うと、
「38度を超えると危険です」
(!) 見事でした。
ねづっちさんは、その後も次々と謎かけを披露されました。どうして瞬間的にあんなに面白い謎かけが作れるのでしょうか。わたしもお題になりましたが、これもまたうなってしまう出来でした。これについては、次に書きます。
「アーチャリー」とかけて、皆さんならなんと解きますか。
「鈴木邦男生誕100周年祭に行って来ました(2)」への13件のフィードバック
久しぶりに書き込みをします。8月2日は残念ながら仕事で行けませんでしたが、ブログで当日の様子を伺うことが出来てよかったです。とても楽しいイベントだったんですね。またこのような機会があった時は、是非ぜひブログでイベントの情報のUPをよろしくお願いします。
なぬ?アーチャリーの謎かけですかー。
う〜ん
・・・
・・・
・・・
・・・
整いました。
アーチャリーさんとかけて
鈴木邦男さん達との出会いと説きます。
そのこころは?
確実に良い方向へ時計が動き出しています。(笑)
なぞかけに関して、
アーチャリーとかけて、
右翼の鈴木邦男と解く
心は、過去の名前
単調すぎますね。
総理の70年談話と解く
心は、昔の罪を引きずらない。
平凡すぎますね。
週末も大きなイベントがあり、岡田さんとの対話も大変ですね。彼は、ゲーム的世界観の大家ですから、麗華さんの研究題材になると思いますよ。
数年前に「それでも生きていく」というテレビドラマがありましたね。
被害者家族と加害者家族の物語。
もしかしたら元少年Aがモデルだったのかもしれません。
でも、「絶歌」は僕は読めません。
出版に関して責められている、遺族への配慮の欠如という理由もありますが、事件自体が残虐すぎて思い出すことがつらく思えたからです。
ちなみにここでは関係ないかもしれませんが、上祐氏の本も読めません。
当時、ロシアにいたようですし、オウムが起こした事件の実態をどれだけつかんでいたのかわかりませんが、テレビで堂々と雄弁さを携え、すべての事件へのオウムの関与を否定していました。
それゆえ、知っていること、本当のことを語らない人だと判断しています。
ねづっちさんは本当に見事な切り返しでしたね。
深い話題からねづっちさんにいきなり振られた時の反応は面白かったですが、ほんの数秒で謎かけを決めるところには感心しました。
僕は駄目だなー謎かけは。
遠慮がちの一応ですが、
アーチャリーと掛けて
遠洋漁船の帰還と説く
心は
父戻る
これ、30分ほど考えました(^_^;)
アーチャリーとかけて
食えない柿と解く
そのこころは
悪ガキ!!
アーチャリーとかけて
世界の中心で愛を叫ぶと説きます
その心は××××ン!!
解説:
世界・・麻原
世界の中心・・二人の立っている場所
×の部分は知られるとマズいので隠しときます
こんばんは☆
ん… アーチャリーとかけ
産声をあげた赤ちゃんととく
その心は これから未来のある明るい人生が始まる
‥つまらん 単純すぎましたね(>.<)
すみませんm(__)m
アーチャリーとかけて
しんじつ-真実-と解く
そのこころは
世界中が敵になっても、俺はしんじつづける。
アーチャリーとかけて、弓矢と解く。
そのこころは、
アーチェリー。(笑、センスいいね!)
アーチャリーとかけてビッグダディととく。その心は?
どちらも肩書きに“せいたいし”と付きます。
なかなか整ってる!スズッチです。
僕は「アーチャリー」という名前には悪いイメージしかないけど、他の人はそうでもないのかな?
個人的な意見を言うと、ツイッターでの表記は「松本麗華(アーチャリー)」でなく、「松本麗華(麻原三女)」にしてほしいと思っている。
どうでしょ?
もう一つ言うと、新しいペンネームを使うのもいいと思うのだが。例えは、「松本リカ」とか。
これもどうでしょ?
私は麗華さんはこれからもあくまでアーチャリーで良いと思います。むしろ麗華さんにはアーチャリーの呼び名に誇りを持って欲しいです。麻原3女の紹介は、あまりにも世間を食った言い方だと思います。
アーチャリーとかけて
アクビ娘と解く、
その心は、
どちらも大魔王の娘で魔法使いです。
新月様
そうでしたね、失礼致しました。
新月さんの御説はその通りと思います。
しかし麗華さんの場合、保護と言ってもあれだけのしっかりした資質ですからね、自身でこれから自身を昇華して行くのでしょう、麻原さんやオウム教団が見込んだその資質を麗華さんは思いもかけない別の形で証明してますよね、
麗華さんの社会的上昇思考はどんな困難も克服し誰にも止められない、恐らくアレフでそうだったのでしょう?
完全に潰れてイカれたお粗末な私は麗華さんの爪の垢でも煎じて飲みたいですよ、本当!
気になるのは四女さんですね、
四女さんは麻原さんから受け継ぐ霊媒の資質は秀でていても、それ以外の資質で麗華さんと比べたら脆弱なんでしょうね、
でも置かれた境遇の内容を考えたら押し潰されてもそれが普通ですね、麗華さんが、強靭でしっかり者なんで四女さんが弱く見えるだけで、四女さんが普通でしょうね、
しかしそれで四女さんが埋もれいたら本当にもったいないですね、
私としては四女さんには麗華さんとの確執などあると思いますが、是非ともこのblogのコメントで四女としてコメントして欲しいです。
そして私は是非とも一度、四女さんにお目に掛かりたい、出来ればお話してみたいですね、
(^O^)ねづっちさんわ、とんちがききますね!
(^O^)アーチヤリーとかけて秋の紅葉満開ととく。綺麗な山なり〜