服は糞尿で汚れているので、宅下げできません
東京拘置所は面会拒否の理由を、最初から現在に至るまで、本人が自分の意思で部屋を出ようとしないからであると、父にすべての責任を負わすような言い方をしています。
しかし、わたしたちは数十回面会を重ねてきましたが、一度として意思疎通が図れたことはありません。
いえ、そもそも父は意味ある言葉を発したことも、わたしたちの言葉に反応したこともありませんでした。
そのような廃人である父が、自らの意思で面会拒否をするなど、あり得ないことです。
父は前述の通り、排泄のコントロールすらできない状態です。
面会となると、汚物にまみれた父を洗い、髭や髪を整え、服を着せ替えて面会室へ連れてこざるを得ません。
拘置所はそれもいやなのかもしれません。
実際、面会時父は清潔にされていましたが、父の服を洗濯したいから宅下げしてほしいとお願いしたときは、糞尿で汚れていて、窓口まで持って来られないと拒否されました。