事故と隣り合わせの誘導

事故と隣り合わせの誘導

危険な箇所に来ると、数人がかりで父を助けました。
ロープを手放し、両手でわたしの肩を掴むこともありました。
その上で、横を歩いている人が、父の体を支えることもありました。
石段の高さ、幅など、細かくアナウンスが必要でした。
それでも、幾度も事故が起きました。
危険なのは、「経行」のときに限りません。
わたしたちを杖代わりにして歩く際にも、常に危険を伴っていました。
父はわたしたちと比べて体が大きかったため、事故が起きると誘導者も怪我を負いかねませんでした。
実際、誘導ミスで父と誘導者双方が、怪我を負ったこともあります。
 

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