なぜ、父が「弁護士」に不信感を抱く可能性があったのか?

なぜ、父が「弁護士」に不信感を抱く可能性があったのか?

1996年10月18日、第13回公判時のことです。
この日、検察側証人に立ったIさんの反対尋問を弁護人が行おうとしたところ、父は「反対尋問をしないでくれ」と言い、"弁護側"の反対尋問を制止したのです。
Iさんは父に対して、攻撃的な「証言」を行っており、もしここで反対尋問をしなければ、Iさんの「証言」がそのまま事実として認定されてしまいます。
弁護側は裁判所に休廷を申し入れ父と話し合おうとしましたが、裁判所は認めず、結局反対尋問が続行されました。
弁護人としては、攻撃を甘んじて受けようとする父を、当然放ってはおけなかったのでしょう。
11月になると父は精神的にも崩壊し、弁護人は父と接見もできなくなっていきました(安田好弘著:『「生きる」という権利』参照)。
控訴審の弁護人は、まさに父が、「弁護士」というもの全般を、自分の意思で拒否している可能性を危惧したのです。
しかし、父と会話が成り立たない以上、病を装っているのか、弁護士全般を忌避しているのか、あるいは本当に病気なのか確かめるすべはありません。
弁護人は八方ふさがりの状況に追い込まれました。

なぜ、父が「弁護士」に不信感を抱く可能性があったのか?」への1件のフィードバック

  1. 私は麻原さんとは何らの面識は無く、麻原さんを遠目で見かけた事も無く、麻原さんを直接知る方との面識などもありません、

    しかし一連のオウムや麻原に関する報道の事実や麻原さんの4女や上祐氏や麗華さんの本を読む限り、私は麻原さんはとかく世間で評される詐欺師、サイコパス、人格障害者、などの単純な割り切りは出来ないと思います。

    単なるサイコパスでの当て嵌めなら上祐氏の方がその割り切りが出来ると思います。典型的な日本の優等生のサイコパス、

    麻原さんの場合、その様な単純な事でなくサイコパスや人格障害、精神疾患など複雑に混じり合い、ある意味で通常より純粋な部分が一般人より大きい人だったと思います。

    そして麻原さんの4女、上祐氏、麗華さんの各々に麻原さんに対し違う立場や考えを持つ3者に共通するその麻原さんに関する回想として麻原さんには通常の一般人には無い詐欺師などとは違う不思議な性質や能力があった。と言う事です。

    私はその麻原さんの不思議な性質や能力はその根本には、上祐氏が指摘しています麻原さんの産まれた時から抱える視力障害の原因と思われます水俣病があると思われます。

    つまり麻原さん延いてはオウムの根本には水俣病の影響があり、ある意味でオウムは水俣病の副産物とも思える、

    麻原さんやオウムを考える上でその水俣病は切っても切れない関係があるのではないでしょうか?

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