父を”診断”した裁判所
控訴審の弁護人は、接見が可能になって以来、父の状態について裁判所に報告していました。 しかし裁判所は、関心を持たないか、無視をしているように見えたそうです。 弁…
控訴審の弁護人は、接見が可能になって以来、父の状態について裁判所に報告していました。 しかし裁判所は、関心を持たないか、無視をしているように見えたそうです。 弁…
沈黙するわたしたちの前で、父は20分も30分も、ただ一人脈絡もなく相づちのような音を発し続けていたのです。 ――それでも、わたしたちは懸命に、父の中の理性の片鱗…
わたしにとって4度目の接見のとき、父の発する音が相づちなのか、あるいは何の脈絡もないものなのかを確かめるため、わたしたちは接見の途中に、一つの試みをしてみること…
2004年8月17日、まず姉が、家族ではじめて父と接見できました。 弁護人が父と一切意思疎通できなかったため、姉から父に弁護人選任の経緯などを説明することになり…
それを確かめる有効な手立ては、第三者を面会させることです。 しかも、父との関係が深ければ深いほどいい。 あるいは、先生はいつもわたしたちの心情を思いやってくださ…